その他


中等部の片隅に


中等部の中庭や玄関にある像などを紹介します。


中等部の植物達


トウカエデ

中等部の創立以来、ずう〜っと中等部生を見守ってきた木です。

イチョウ


今宮新初代中等部長像


中等部中庭の片隅にある銅像は初代中等部長の今宮新先生である。

今宮新先生

慶應義塾中等部は戦後の新制度の中学として昭和二十二年四月に発足した。当時は戦争の爪跡が社会にも慶應にもなまなましく残っていた頃で中等部もその校舎は三田の山の上に僅かに戦災を免れていた大学の校舎の一部であった。しかもそこで慶應では初めての女子の生徒を迎え入れての男女共学であったからその草創期はとりわけ混沌としていた。

今宮新先生は中等部の発足とともに初代部長に就任されてその経営に尽すいされ本務の大学教授の職に加えて商工学校長工業学校長事務取扱をも兼ね文字通り塾の一貫教育の中心的存在をして常に塾全体を見渡す広い視野に立って私学の特色ある教育の一環としての中等部の充実に努められた 三十一年三月に中等部長を退任されるまでの九年間に先生のけい咳に接してその薫陶を受けた生徒は実に三千名になんなんとしているが同時に若い教職員に対する情理を兼ね供えた指導も決して忘れることが出来ない。当時四十代から五十代にかけての壮年期にあられた先生も今年は喜寿を迎えられる。現在は大学名誉教授としてその深い学識と円熟した温容とをもって多くの後輩に囲まれ慈父のごとくに景仰せられている。

昭和五十二年十一月

ユニコーン


ユニコーン

ユニコーンは、額に1本のねじれた角のある馬に似た伝説上の動物です。
写真の2つの像は中等部の玄関にあり、毎日生徒の登下校を見守ってる守り神、慶應義塾のマスコット的存在のユニコーンです。 元々は大学にあったものですが、第二次大戦のおり損傷し放置されていたものを二十六回生が卒業記念に修理し中等部に寄贈してくれました。それが、右側の像です。さらに、もとは二つで一対をなしていたので、中等部創立三十年のお祝いに商工学校同窓会がもう一つを復元し寄贈してくれました。それが、左側の像です。この像の復元を実際に行ったのは美術科の三浦教諭です。

門柱飾り


この石の門柱飾りは中等部正門左右にあって続く煉瓦塀とともに永らく生徒達を見守っていました。ところがポプラ館建設のとき都市計画による門前の道路拡張と重なり、一方この場所が普通部の時代関東大震災には門柱、塀ともに耐えましたが第二次世界大戦の空襲で戦災を受けたことなどから近頃劣化の進んできたこともあり後退させてコンクリートのものにつくり代えられました。このとき門柱飾りも模刻品となりました。(90.4.竣工) ここが三田綱町といわれていた時期の普通部から戦後創立の中等部へと続いてきたもとの門柱飾りをこの敷地の記念とするため塀に使われていた煉瓦を組んでのせました。
1993夏

現在の門柱飾り

創立50年記念碑


 この碑文の中の点や線、その一本一本が、明るく快活で、自由な、皆さん自身です。そしてそれは、個性豊かに、いろいろな方向に躍動しようとする姿です。一般に、好い書は、一見、ばらばらに見える奔放な線たちが、しかし、一つ一つの役割を知って、文字を形成し、それらが全体で調和しているものだと言われます。一点一画、つまり一人一人がそれぞれの個性を持ちながら、一つの世界を創っている、まさにこの中等部のような書が表現できたらと、願い、書きました。「若きはゆたかなれ」。半世紀にわたり、自由で豊かな中等部生の皆さんによって築き上げられた伝統が、ここに刻まれ、そしてこれからも永遠であることを心からお祈りいたします。そして、この記念碑が、中等部の中庭でいつまでもそれを願う存在であったら、うれしく思います。

記念碑揮毫 青山浩之
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